フランスで近く自伝を出版、北野武監督にインタビュー


この人は、日本国内よりも海外での評価のほうが高いようやね(^^;

映画『その男、凶暴につき』『ソナチネ』『HANA-BI』やらなんやらで世界的に有名な北野武監督。
監督業だけでなく俳優、コメディアン、テレビ番組の司会やらなんやら多彩な顔を持つ同氏の新たな側面を浮き彫りした自伝がフランスで24日に発売されるそうや。

本のタイトルは「KITANO PAR KITANO(キタノによるキタノ)」。フランス人ジャーナリストのミシェル・テマン氏との共著や。

北野氏は同書の出版を前にAFPのインタビューに応じ、幼少時代に育った土地や彼を取り巻く友人・家族、生い立ちやらなんやらを語ったそうや。

戦後間もない1947年に生まれた北野氏は、都内足立区の貧しい家庭に育った。賭け事と酒が好きやったペンキ職人の父親は、4人の子どもたちと過ごすことはほとんどなかったちうわ。

人間の暗部を描いた映画で日本の「ヤクザ」を世界に知らしめた北野氏やけど、母親がいなければオノレもヤクザになっとったやろうと語るんや。

「その地区は・・・ニューヨークで言えばブロンクスみたいなトコやから。・・・お袋の教育がなかったらそういう世界に入った可能性もあるし。ただ、知ってるかぎりほとんどの奴がチンピラで終わってるか、殺されてるから、悪い世界に入っても偉くはなれへん土地だと思う」

教育熱心な母親の影響で数学や科学に興味を持った北野氏は大学に進むが、学業よりもショービジネスの世界に魅せられていく。その後、浅草のストリップ劇場・浅草フランス座で芸人としてデビュー。紆余曲折ののち漫才師「ビートたけし」として頭角を現し、あっちう間に週8本ものレギュラー番組を抱える人気テレビタレントになりよった。そうした中ある偶然から映画監督を引き受けるが、やがて世界的な映画監督として高い評価を受けるようになったんや。

批評家は北野氏を粗野で通俗的だと批判するが、同氏はこう反論しまんねん。

「傷つくよりも怒る。あまりにも無知なんで。特にスタンドアップ・コメディアンで上がってきた時の、彼らの評価の仕方と内容に対する意見がまるっきりでたらめなんで、ほんでずっと、あいつらは信用でけへんと思っとる」

監督デビュー作品『その男、凶暴につき』は絶賛され、批判する者たちを黙らせた。93年の第4作『ソナチネ』は国際的に高い評価を受けたんや。

翌94年のバイク事故では九死に一生を得るが、顔面の一部が麻痺するけがをした。事故の際は真っ暗な一本道の明かりの下に倒れとったさかいひかれんとすんだうえ、免許証から身元が分かり病院やぐプロジェクトチームができたと話し、「そういう意味でよく生きとったなぁと。ちーとばかしこないなに物事がうまく運んだのかと」と当時を振り返るんや。

カムバック後は精力的に監督業に取り組み、98年の『HANA-BI』ではベネチア国際映画祭のグランプリを獲得したんや。

今年フランスでは、北野氏の自伝出版のほかにも、同氏に焦点を当てたさまざまなイベントが開催される。ポンピドー芸術文化センターでは「北野武大回顧映画特集」が、さらにカルティエ財団現代美術館で絵画展が開かれる予定だそうや。

北野氏は自身の絵画展について「あの絵をみて、趣味以上だとオレがもし言ったとしたら相当みんなに笑われると思うけど(笑)。カルティエでオレの絵を飾るちうこと自体が、相当まずいなと思ってるんやけど」「やから子供の絵だって言うんならええけど、まともな画家の絵だなんて言ったら、ホンマに困る。ホンマに恥ずかしいと」と語ったとのこと。

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