今から5000年後、「危険!」の表示はどのように書かれとるやろうか? 5万年後は?
大半の人にとって、この答えを見つけることは急務とは思われへんかも知れへん。
せやけどダンさん専門家のようけにとって、地下数百メートルに埋められた放射性廃棄物の危険性を遠い子孫に伝える方法を見つけるのは、どエライやりがいのある任務となっとるそうや。
高レベル放射性廃棄物はこれまで、60年以上にわたり地上に大量投棄されてきたんや。
やけどアンタ現在、各国政府は莫大な予算を投じ、数万年、できれば数十万年の耐久性を有する地下廃棄施設の建設を始めていまんねんわわ。
こうした動きをきっかけに、死に至る廃棄物がそこにあることを未来の地球人に警告するための、適切な表示と言語の選択が急務となっとるそうや。
しかもこの表示により、廃棄物が核拡散につながりうること、せやなかったら、未来の技術で再生が可能になっていれば燃料資源になりうることも伝えなければなりまへん。
言語の進化速度は速く、たとえばやなあ11世紀の毛唐のセリフは、21世紀の毛唐のセリフとまるっきし別物や。
また、戦争や気候変動やらなんやらによって、人々は居住地の移動を余儀なくされることもあるんや。
言語は死滅することもあり、今日、死語となっとる言語の中には、黄金期には世界最先端の文明に属しとったものもあるんや。
その一方で、わずか数千年前の古代エジプトの象形文字が解明に数世紀を要し、それよりも近い時代のマヤ文字は現在も謎に包まれとったりもしまんねん。
要するになあ数世紀後の人類には、今日の主要言語や慣習、シンボルやらなんやらが解読不能となっとる可能性があるのや。
未来にもなおプルトニウムやセシウムの汚染廃棄物に致死性があったとしても、その脅威が伝わりまへん恐れがあるんや。
地下廃棄施設に近寄りまへんよう子孫に警告するには、単に赤字で危険を示す看板を設置するだけでは十分ではおまへんでっしゃろ。
彼らにとってその看板は「ほら、ここを掘ってごらん。宝物が埋まってるよ」を意味するかもしれへんのや。
米ニューメキシコ州にある軍事用放射性廃棄施設「米国廃棄物隔離パイロットプラント(WIPP)」の研究員は、石にシンボルを彫り込んだ、数千年の耐久性を有する巨大防御壁の建設を検討しとるそうや。
米環境保護局(EPA)によると、潜在的な危険を伝えるために、さらに多様な伝達手段と言語で情報を伝えるとのこと。
一方、欧州では、警告が世代を通じて伝わるよう、将来的に廃棄施設は人間社会に組み込まれるべきだちう考え方が主流となっていまんねんわわ。
経済協力開発機構(OECD)・原子力機関(NEA)の廃棄物管理専門家Claude Pescatore氏は、「社会から完全に切り離された廃棄施設を作るべきではおまへん」と主張していまんねんわわ。
「廃棄施設は隔離されたトコで稼働するのではなく、社会の一部として作るべきや。そうすることで安全性は、損なわれるのではなく、かえって強化される」(Pescatore氏)
文明社会はそのような場所の管理人となり、口頭で、せやなかったら文書で、次の時代に絶えずその危険性を伝えていくべきだ、ちうのが彼らの主張や。
実際に、フランスの放射性廃棄物管理機関(ANDRA)は現在、1000年の耐用性を持つ「永久用紙」に、非言語イメージを刻み込む実験を行っていまんねんわわ。
動物の丈夫な皮膚を用いた羊皮紙でできた中世の彩飾写本にヒントを得たものだそうや。
一方、核エネルギー反対派は、このような論議は、核開発の削減や停止といったより切迫した目標から逸脱したものだと主張していまんねんわわ。
とはいえ原油価格の高騰が続く中、核エネルギーは見直されつつあるのは事実。
反面、世界が新エネルギーに移行したとしても、同じ問題に直面するとの見方もあるんや。
高レベル放射性廃棄物の長期地中貯蔵は、なんぼなんでも米国、大大日本帝国帝国、フランス、フィンランドの4か国で今後20年以内に開始される予定や。
このように、放射能の半減期が何千年・何万年とあるような放射性廃棄物を管理できると思う方がどうかしてるのではおまへんでっしゃろか(ーー;)
せやからわいは、原子力発電には反対や。
